閉会のご挨拶

去る7月8日(土)・9日(日)の両日にわたり、対面形式で開催致しました当学会は、おかげをもちまして無事終了いたしました。

ご来訪頂きました皆様方に、深く御礼を申し上げたく存じます。

また、多大なるご協力を頂きました企業・団体各位に、

改めまして感謝申し上げます。


次回・27回大会は東京での開催となります。

皆様とお会い出来ますことを心待ちにしております。

誠にありがとうございました。

第26回日本脳低温療法・体温管理学会学術集会

会長  田原 良雄


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会場のご案内(7月5日更新)

防犯上の理由から、当日の入口が2階から1階に変更になりました。
(下部のPDFマップ・2種をご高覧いただきますれば幸いです)
1階入口からエレベーターで3階にお上がり下さい。
直前のご連絡となり申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

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第26回日本脳低温療法・体温管理学会学術集会

テーマ:循環器救急と体温管理

会長:田原 良雄(国立循環器病研究センター 救急部 特任部長)

会期:2023年7月8日(土)・9日(日)

 このたび、第26回日本脳低温療法・体温管理学会学術集会を2023年7月8日(土)・9日(日)の2日間にわたり、国立循環器病研究センターにおいて開催する運びとなりました。

 2002年にHACAとBernardらにより院外心停止自己心拍再開後の低体温療法と標準体温療法に関するランダム化比較試験(RCT)により、低体温療法によって神経学的転帰が有意に改善したとする論文がNew England Journal of Medicineに掲載され、心停止自己心拍再開後の標準的治療として低体温療法が普及しました。しかし、これらの研究では標準体温療法(目標体温管理なし)群の多くの患者に発熱を認めました。したがって、低体温療法により神経学的転帰が良くなったのか、発熱によって神経学的転帰が悪くなったのかわからず、追加研究が必要となりました。2013年に発表されたTTM1試験では、標準化された厳格な体温管理プロトコルを用いて、低体温療法(目標体温33℃)が標準体温療法(目標体温36℃)よりも優れているのか検証しました。しかし、低体温療法の有益性を示すことはできませんでした。2021年に発表されたTTM2試験は、TTM1試験と同じ研究チームによって行われ、標準体温療法の目標体温は37.5℃以下と定め、体温が37.8℃以上に達した場合は冷却装置を使用して37.5℃に設定しました。HACAやBernardらに比べて、発熱に対して厳格に介入した研究と言えます。TTM2の結果は、2002年に発表された低体温療法の有効性が報告された臨床試験とは対照的な結果で、TTM1試験に引き続いて低体温療法の有益性は示せませんでした。しかし、体温管理療法にメリットがないとは言えません。TTM2試験では体温管理を全く行わない対照群を設定していないからです。つまり、「体温管理を行う方が行わないよりも優れているかどうか」については答えを出せません。低体温療法は、院外心停止自己心拍再開後だけでなく、重症頭部外傷、脳卒中、脳症のほか、小児にも用いられています。最も重症かつ症例数の多い院外心停止自己心拍再開後の患者を対象としたRCTで、厳格な低体温療法の有益性が否定されたことは、これからの低体温療法全体に対する影響も小さくないのではないかと危惧されます。

 TTM1試験やTTM2試験の結果が発表された後、多くの臨床医が体温管理を緩和したか、もしくは体温管理療法を行わずアセトアミノフェンだけでよいという誤った解釈も散見されます。発熱に対して体温管理装置を用いて厳格に介入することで、低体温療法群と標準体温療法群のどちらも良好な神経学的転帰が得られたと捉えるべきです。低体温療法は手間が増える上に有害事象も多かったため、さらに選択されなくなるだろうと予想されますが、厳格に体温管理療法を行うことの重要性は強調すべきであると考えます。

 そこで、今回は体温管理療法の恩恵を受ける患者を診療する機会のある医療従事者を対象に『循環器救急と体温管理』を学会のテーマとし、体温管理療法の重要性を再確認するために様々なプログラムを企画しております。2020年以降は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で本学術集会もWeb開催(第24回)もしくはハイブリッド開催(第23回と第25回)となり、多くの方々がオンライン参加を余儀なくされました。特に本学会の多くの関係者がかかわる救急医療現場では逼迫した日々が続いています。そんな時代だからこそ、脳低温療法・体温管理に関する最新の話題を盛り込んだプログラムを企画し、感染対策に配慮した現地開催によりface-to-faceでの討論の場を提供したいと奮闘しております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

© 2023 第26回日本脳低温療法・体温管理学会運営事務局
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